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2011年04月25日

●「(短歌) 春雷に 目覚めて起きる...」

春雷に 目覚めて起きる 傍らで 寝息を立てる 君ぞ恋しき

意訳)
早朝に春の雷が鳴り響き、不穏に感じて飛び起きたのに、傍らでは君がすやすやと寝息を立てたままであった。そんな無警戒な所が大変弄らしい様。

2011年01月24日

●「(川柳) 阪急京都線に乗っていると...」

淡路駅と上新庄駅の間にパンで有名な「神戸屋」の工場が見えるのですが、看板にデカデカと書いてある文句が、


日に一度 パンをかかさぬ 母の愛


なんですが本当にそうなんでしょうか?
数週間思案した結果、出た応えは以下の三つでした。


日に一度 筋トレ欠かさぬ 自分愛 (マッチョ/ナルシストな方々へ)
日に一度 パンツ乾かす 母の愛 (実家暮らしの若者へ)
日に一度 後輩イジる 師弟愛 (これはよくある、「かわいがり」ってやつです)


皆さんはどうなんでしょうか?

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2011年01月19日

●「厄払い」@立木山寺, 滋賀

日本には厄払いと云う行事がありますね。
私はまだなんですが一足先にお供してきたんで、その印象をば短歌にて。


息切れと 寒さ抱えて 立木山 厄落ちるのは 何段目かな

意訳)
立木山寺に着く迄には、山の斜面に沿うようにあるかなりの段数の階段を登り切らなければならない。
とにかく大変な上、季節は冬でもあるので寒い。
やっとの思いで寺に着く迄に、厄が落ちているのではないかと錯覚を覚えるくらいの階段であるよ。という心持ち。


息切れて 仏拝んで 厄落ちて 柚茶貰うて ゐぬ立木山

意訳)
息切必至の階段を登り、仏様を拝んで、厄を落としてもらい、接待の柚茶を頂いて、帰る立木参りであるよ。


鹿泣いて いるかと思うて 下見れば オヤジの口笛 紛らわしい奴

意訳)
立木山寺の寺伝によれば、
厄年の42歳であった空海がお寺の建立をする経緯は、菩薩が白鹿に姿を変え、霊木を見つける手助けをしたからだと云う。
その寺伝の立札を読んだ後、お寺の山門から耳を澄ませば、どこからか鳴き声のような音が聞こえる。
もしや伝説の「白鹿」ではと、ハッとして崖下を眺めれば、おっさんが口笛を吹いていたというよくある話。


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2011年01月07日

●「(短歌) 昨日より 素敵な笑顔をの...」

昨日より 素敵な笑顔を 自ずから 生む努力をば 常に励まん

意訳)
やはり笑顔(決め顔でもよい)が素敵な人は魅力的なモノです。
自ら素敵な笑顔を振る舞うように努めていたら、相手も素敵な笑顔を見せてくれるかもしれません。

2011年01月03日

●「(短歌) 反橋を 渡る二人の...」

反橋を 渡る二人の 初詣 恋みくじさへ 避ける恥じらひ

意訳)
知り合ってまだ日の浅い二人は、初詣に住吉大社を選んだ。
太鼓橋(反橋の事、川端康成の小説で有名)を渡ってお参りを済ませると、境内のあちらこちらでおみくじが売られているのが目に入る。
その中に一際カップルが集まる一角があるようで、どうやらそこは「恋みくじ」を売っているらしい…
皆二人でおみくじの結果を楽しんでいるようだが、まだ相手の事を良く知らない二人は、関心はありつつもお互い引いてみる勇気はない(悪いくじが出た時の対応が想定できないから)。
という様。

2010年12月31日

●「(短歌) 友人に 元カノ情報...」

友人に 元カノ情報 訊く師走 まさかアイツと ヨリ戻すとは

意訳)
年末になると忘年会等で、久しぶりの友人と会う事があるが、やはり関心事の1つと言えば男女の恋愛事情である。
男という生き物は、とかく昔の女が気になる時があるが、直接近況を伺ったりする事は中々出来ないので、関係のある第三者から情報を訊きだしてみたくなる。
結果返ってきた答えは、アイツだったというよくある話。

2010年12月28日

●「(短歌) 居留地の 舶来の店...」

居留地の 舶来の店 入りたれば 御客店員 みな美しき

意訳)
神戸の旧居留地には沢山のショップがあり、その中でも外国のブランド路面店に入ってみて驚かされたのは、大阪や京都では見られない「華麗さ」なのである。
親子連れ、子供連れの家族、女友達同士、若い男子、とにかく客層のバランスが善く、全体的に上品なのである。
店員も容姿が抜群の上に、着こなし、身のこなしが素晴らしい。
御客店員全てが調和しているようで、店内をパノラマに見渡した時の「華麗さ」は他所では味わえない情景でありました。
これは阪神間モダニズムから引き継がれている生粋の神戸っ子のプライドなのかもしれない。

2010年11月24日

●「(短歌) 北摂の マダムが呉れた...」

北摂の マダムが呉れた 庭柿は 秋の気配を 食む色味かな

意訳)
詩吟の会のマダムに庭柿を頂いた。
枝を残して切っている所が素敵です。
秋を感じる色味でした、ごっつぁんです。

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