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●「(川柳) 阪急京都線に乗っていると...」
●「厄払い」@立木山寺, 滋賀
日本には厄払いと云う行事がありますね。
私はまだなんですが一足先にお供してきたんで、その印象をば短歌にて。
息切れと 寒さ抱えて 立木山 厄落ちるのは 何段目かな
意訳)
立木山寺に着く迄には、山の斜面に沿うようにあるかなりの段数の階段を登り切らなければならない。
とにかく大変な上、季節は冬でもあるので寒い。
やっとの思いで寺に着く迄に、厄が落ちているのではないかと錯覚を覚えるくらいの階段であるよ。という心持ち。
息切れて 仏拝んで 厄落ちて 柚茶貰うて ゐぬ立木山
意訳)
息切必至の階段を登り、仏様を拝んで、厄を落としてもらい、接待の柚茶を頂いて、帰る立木参りであるよ。
鹿泣いて いるかと思うて 下見れば オヤジの口笛 紛らわしい奴
意訳)
立木山寺の寺伝によれば、
厄年の42歳であった空海がお寺の建立をする経緯は、菩薩が白鹿に姿を変え、霊木を見つける手助けをしたからだと云う。
その寺伝の立札を読んだ後、お寺の山門から耳を澄ませば、どこからか鳴き声のような音が聞こえる。
もしや伝説の「白鹿」ではと、ハッとして崖下を眺めれば、おっさんが口笛を吹いていたというよくある話。
●「(歌詞) ご愛嬌も程々に...」
[朗読]
ちょっと周りに馴染めなくて、浮いている感じ。
そして挙げ句の果てに「いじられキャラ」になってしまう。
そんな奴が、機転を利かして付き合いを乗り切る心持ちです。
[A]
予定調和とは行かないけど
これはこうだと割り切るが吉
遠回りしても進むなら
大差ない筈根拠ないけど
[B]
上手く絡む事が出来なくとも
たまに当たればそれでいいのだ
少しずつ距離を確かめて
近づいて行くが上策さ
[C]
馬鹿にされても馬鹿になればいい
ここにいる事が全て
馬鹿になっても見返してやればいい
今出来る事が全て
[interval]
[A]
予約満席と言われても
他の場所さえ知ってればいい
焦る姿はみっともないから
下調べして裏をかくんだ
[B]
好きじゃないと言われても
代わりがきけばそれでいいのだ
少しずつ意味をを掘り下げて
深く知る事が上策だ
[C]
阿保と云われりゃこれはちとヤバい
今やれる事が全て
アホくさくとも付き合うしかない
心折れずに進んでいこう
馬鹿にされても馬鹿になればいい
ここにいる事が全て
馬鹿になっても見返してやればいい
今出来る事が全て
[outro]
●「(短歌) 昨日より 素敵な笑顔をの...」
昨日より 素敵な笑顔を 自ずから 生む努力をば 常に励まん
意訳)
やはり笑顔(決め顔でもよい)が素敵な人は魅力的なモノです。
自ら素敵な笑顔を振る舞うように努めていたら、相手も素敵な笑顔を見せてくれるかもしれません。
●「(短歌) 反橋を 渡る二人の...」
反橋を 渡る二人の 初詣 恋みくじさへ 避ける恥じらひ
意訳)
知り合ってまだ日の浅い二人は、初詣に住吉大社を選んだ。
太鼓橋(反橋の事、川端康成の小説で有名)を渡ってお参りを済ませると、境内のあちらこちらでおみくじが売られているのが目に入る。
その中に一際カップルが集まる一角があるようで、どうやらそこは「恋みくじ」を売っているらしい…
皆二人でおみくじの結果を楽しんでいるようだが、まだ相手の事を良く知らない二人は、関心はありつつもお互い引いてみる勇気はない(悪いくじが出た時の対応が想定できないから)。
という様。